いつも暑いですね。
もやっとした暑さと台風。ほんとにこんな夏は初めてです。
先日、4年ぶりに、84歳の患者さんが来院されました。
始めてきたときは、首の狭窄症でした。
1か月目は、しびれほかのマッサージに行ってました。
2か月目に、このままここに行っていても良くならず
インターネットで調べてもらってきたそうです。
その当時、ひどい昔の外傷がありました。
強くしりもちをついていたことでした。
体の不具合は、昔のけがで後遺症として出るのです。
施術に初めてお見えになったのは、6年前のことでした。
その間、ずうっと施術に来て、狭窄症の症状もほとんど
なくなっていました。
その後も、続けて施術を受けて頂き、ある日異変が
おこりました。
背中の調整をしているとき、背中中に、突如できもののような
ものがいっぱいできていました。
皮膚科へ行った方がいいとお勧めしました。
ところが、ひどくなるばかりで、おまけにむくみがひどくなり
38キロの体重に対して、65キロの体重になってしまいました。
その後、病院での精密検査の結果、骨髄腫だとわかりました。
それから4年間、闘病生活をしてましたが、
また、施術を受けるために、必死でリハビリをしたそうです。
いまでは、体に異常もなく、万全だそうです。
まず、体をうごかして痛みがでるかどうか
チェックしても、ほとんどできていました。
実際、体全体の調整をしてみました。
やはり、体全体が固くなっていました。
調整後、すごく体が軽くなったとのこと。
リハビリしていても、入院や術後の体力の低下で
体のバランスも多少コンディションの悪いところも
あります。
関節の膜には、皮膚、血管、神経、靭帯、支持筋肉
椎間板などあります。
特に、血管や血液の流れは、とても重要です。
今話題のもやもや血管は、押すと痛みが出る特徴があります。
痛い箇所に、1.5倍の血が流れるそうです。
実際病院では、カテーテルでの治療が行われています。
奥野先生という方が、実際クリニックを開業されています。
実際、この患者さんにも、もやもや血管がありました。
5秒~15秒押しておくことで、血流がそこからなくなるそうです。
実際調整でも、押すと痛みがなくなります。
そして、血管、一番重要なのは、異常な血管をなくすこと。
なくすためには、ストレッチが重要です。
前に、レスリングの学生に質問されたことがあります。
自分は体が硬いのですが、時間をかけてストレッチしないと
柔らかくならないのかと。
正解は、×。
短時間でも効果は出てきます。
しかし、時間は1回に長い時間をかけるのではなく
回数、ストレッチの回数を増やすことです。
理想は、固まる前にやること。
90歳や88歳の高齢の方も、整体にお見えになっています。
しかし、強い力やストレッチをギュウギュウとすることは
ありません。
簡単なことで、回数をかけてやること、そして、標準の稼働域に
いつもいることが大事なのです。
その後、レスリングの学生は、試合で勝てるようになってきた
そうです。
今はアジア大会で、バドミントンを見ましたが、
オリンピックで金メダルを取った2人も、素晴らしい試合でした。
オリンピックで見た時よりも、ブレることのない内容でした。
やはり、見ていても、これは、勝てるという強さを感じました。
不祥事もありましたが、失敗をして、考えることをする。
それが、大事だと、師匠からも教わっています。
この患者さんも、私にすごく会いたいと思ってくれていたそうです。
体の声をこの整体で聞くことができ、助けてあげるお手伝いが
できたこと、そして、また元気な姿で、調整できたことが
本当になによりうれしかったです。